解説    

 胎蔵界曼荼羅は「大日経」の教えが描かれたものです。
 大日如来の慈悲の光が世界の隅々にまで浸透してゆくさまと、さまざまなやり方で衆生が悟りへと目覚めてゆく様を示します。
 中央に描かれる開花した蓮華は、中台八葉院とよばれ、大日如来を中心に、四仏、四菩薩が描かれています。宝幢、天鼓雷音、阿弥陀、開敷華王の四仏、弥勒、観音、文殊、普賢の四菩薩です。
 外側に描かれる多くの菩薩、明王 、天は、悟りへ至る様々な道を示しています。
 胎蔵界曼荼羅は、人々が悟りの世界へと入ってゆく様々な道である上求菩提と、大日如来の力が人々の上に展開してゆくさまである下化衆生を示しているとされます。

 
関連項目
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